大阪府の橋下知事が大阪市北区で開かれた府主催の「憲法施行記念式」で
一国のリーダーを選ぶ権限を国会議員から国民のもとに取り戻す。そのような運動が、いまのわが国に最も必要な政治運動だ
と発言されたようです(asahi.com より抜粋。関連「毎日JPの記事」)。
ここ数年のコロコロ変わる吹けば飛ぶようなリーダーの椅子を考えると国民から直接選ばれた強いリーダーシップ(と権限と義務)を持つ一国のリーダーが欲しいという気持ちは分かりますし、同意したいところです。
しかし、今の首相を選んでいる国会議員を選んでいるのも、同じ国民なんですよね。。。制度(選び方)を変えるだけで、本当に政府のありようが変わるの?という疑問が湧いてしまうところで。。。
結局のところ、代表者を選ぶときの判断がどうなの?というところに行き着いてしまうわけです。
逆に、代表者を選ぶときの判断が信用できない中で、選ばれた人に強力な権限が与えられてしまうと、怖いことが起こってしまう心配もあるわけで。。。
国民として代表者を選ぶという行為が大変な重みを持っているということをしっかりと自覚する(議員でも市区町村長でも)。そして、自分たちが選んだ代表者の言動を一人ひとりがしっかりと検査する。ということの方が重要な気がしています(そうなれば、議院内閣制でもしっかりとした政府になるでしょう)。大変面倒なことだけど、民主主義に必要な対価なわけで(民主共和制に必要な対価と書きたいところだけど、日本は立憲君主制なので 😉 )。