朝日新聞に、図書館ウェブサイトへのクロウラー巡回での逮捕のその後の話が2本掲載されています(他に情報が出てなさそうなので、朝日新聞の記事へのリンクをつけます)。
1つめの図書館長のコメントは。。。「ウェブサーバーへのアクセスがどういうものなのかをまるで理解していない状態でコメントしちゃっている(2つめの記事に書いてありますが、1秒に1回程度のアクセスというのは、現在のコンピュータでは十分に緩やかなアクセス頻度だし、そもそも「了解を得る」って何?)」のと、「システム開発会社から正しい情報を入手していない状態でコメントしちゃっている」という点で、二重に痛い発言になっちゃってますね。。。裸の王様状態なのか、事実確認をちゃんとする(させる)ということが出来ないのか。。。いづれにしろ、サーバー運用をきちんと継続して行うことができる組織なのか、と(2つめの記事を見ると、図書館が運用するウェブサーバーって大丈夫なの?って感じがしてしまいます)。
2つめの記事のほうでは、落合洋司弁護士のコメント、「県警はプログラムの意図や図書館側の問題を調べるべきだった。在宅捜査でよかったのでは」と同意見ですねぇ。通報された以上、調べる必要があるのはわかりますけど、なぜ逮捕という身柄拘束の強制手段をとったのか。そしてそれを許可した裁判所も、ね(サーバー側のアクセスlog等をちゃんと見れば、図書館側の言いがかりに等しいのは明白だったでしょう。。。logを入手しても事実を把握できないのだったらlog調査を専門家に依頼すべきでしょう)。
今回は分かりやすい事例で問題が発覚したけど、他にも埋もれているのが多数あるんじゃないの?って不信感を持たざるを得ません(当事者がまったく反省してなさそうだし)。