Yahoo! JAPAN が検索エンジンに Google のシステムを導入することを決定というニュースが飛び交っていますが、IT Media News に Yahoo! JAPAN 社長の決算会見での話しが出ています。
ただ、知りたいことは、
「基本技術の提供は受けるが“味付け”は独自の考えでやっていく」方針。
現在、検索キーワードによっては、検索結果ページに地図や天気などWeb検索以外の要素も表示されるが、これらは「検索エンジン以外から出している」味付けに当たる部分。Googleの検索エンジンに変わっても「付加価値を付ける自由度は極めて高い」とした。
という枝葉のことじゃなくて、「検索した結果表示されるものが Google と同じになってしまうのか?」ということなんですけどねぇ。。。そこにはまったく触れていない。。。
検索結果の集合が Google と同じだと、Google の影響力が大きくなりすぎる (いわゆる Google 八分とか) と思うんですけど。。。 😕
Yahoo! JAPAN には、経済評論家向けじゃなく、ネットワークのユーザーに対して、この変更によってどのような影響があるのかをしっかりと説明して欲しいと思います。
[2010/08/03 追記]
IT Media News に「「『検索の9割がGoogleに』は誤解」 ヤフー井上社長、検索提携を語る」が掲載されました。
Yahoo! JAPAN のサイト上での検索結果の表示面積とか、枝葉の部分に拘って、問題を矮小化させようとしているとしか思えないですねぇ。ユーザーからすれば、表示面積の割合(見た目)など、どうでもよくて、インターネット上に存在する膨大な情報の中から、知りたい事柄が掲載されているサイトを知りたいだけなので。なので、クローラーの情報検索頻度、活動範囲、情報の評価(取捨選択、優先順位付けなど)基準が同じになってしまうことを危惧しているわけなので。
極論しちゃえば、元々、他人が労力をかけて掲載した情報資源をネタにしているだけの企業が、自分たちで検索システムを組む労力をかけないための理由付けでしかない(大きいところと手を組んでいれば安心?)でしょう。まぁ、Google も前半はまったく同じなんだけど、少なくとも、システム組む労力を惜しんでいるってところは微塵も無いですよね(まぁ、そのシステムがどこまで恣意の無い公平なものなのかは。。。ですけど。。。なので競争相手(ユーザーからみれば、他の選択肢)が絶対に必要なわけで)。