ツール類などを配布している MakCraft サイトのシステムを Joomla! 2.5 系から 3.3 系へ更新しました。2.5 系のサポートが昨年の12月末で終了したので、3.3 系列へ移行しました。この作業を事前に試すために、手元のパソコンの VM VirtualBox に入れている Linux Mint に稼働環境を再現して移行テストを行ったので、そのときのメモです。
動作環境の確認
Apache、PHP、MySQL、phpMyAdmin がインストールされていることと、インストールされているバージョンが Joomla! 3.3.x の条件を満たしていることを確認(phpMyAdmin は Joomla! では利用しないので条件確認から除外)する。
phpMyAdmin が稼働するように設定(phpMyAdmin が動作しなかった場合)
/etc/apache2/conf-enabled ディレクトリに phpmyadmin.conf へのシンボリックリンクを設置する。
稼働中の Joomla! サイトのファイルを持ってくる
ファイルをアーカイブし、ftp で持ってきて取り出す。
テスト用の DB 及び DB ユーザーを作成
コンソールから mysql のコマンドで作成する。
configuration.php を修正
テスト用の Joomla! サイトの configuration.php の「$host」「$user」「$db」「$password」をテスト環境に合うように変更する。
DB のエクスポート・インポート
phpMyAdmin を利用して稼働中の Joomla! サイトの DB をエクスポートし、テスト用の DB へインポートする。
動作確認
テスト用の Joomla! サイトへアクセスし、動作することを確認する。
※ パーマリンク先への遷移ができない場合は、Apache の mod_rewrite の設定を確認する
2.5 系列から 3.3 系列への更新に必要な設定
更新のオプション画面で(管理画面トップの更新アイコンクリック – 更新画面からオプションをクリック)オプション設定の更新用サーバを「長期サポート」から「短期サポート」へ変更し、キャッシュもクリアする。
更新の実施
更新対象に 3.3.x が表示されるので、更新を行う。
※ 表示されない場合は、システム情報の「ディレクリパーミッション」タブですべて書き込み可能になっているかを確認する。書き込み不可があったら、所有者、所属グループ、パーミッションを適切に設定する。
※ サードパーティ製のモジュールを導入している場合は、当該モジュールを外しておかないと、うまくいかないこともあるようです。わたしの場合は特に問題ありませんでした。
3.3 へ更新後の動作確認
テスト用の Joomla! サイトへアクセスし、動作することを確認する。
本番環境での実施
テスト環境での更新テストに問題がなかったら、本番環境で更新を実施する。
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